学会・講習会

第54回癌治療学会

第54回 癌治療学会2016年10月20日~22日,パシフィコ横浜にて第54回 日本癌治療学会学術集会が開催されました.
当科からは,桐田教授がミニシンポジウム「頭頸部がんに対する治療戦略」の座長を務めました.
また,ワークショップでは,山川先生が「放射線治療中の口腔癌患者における経管栄養導入に関するリスク因子の検討」という発表を,一般演題では,青木先生が「集学的治療を行った10代進行舌癌の1例」,柳生先生が「口腔Tis癌の病理診断精度を標準化するためのKi-67, CK13, CK17免疫染色の判定基準」,上田先生が「薬剤関連顎骨壊死MRONJ)の治癒に関する検討」というタイトルで発表を行い,上田先生は同セッションのモデレーターを担当しました.

本学会は,癌治療における各診療科の取り組みを肌で感じることのできる,癌治療に関わる多職種が一同に会する日本最大級の学会です.今大会のテーマは「成熟社会における、がん医療のリノベーション」であり,サブテーマである「生きがいに寄り添うがん診療」,「人にやさしい先端がん治療」,「社会を支えるがん治療」について,各科から多数の発表を見ることができました.

特別講演では,国際原子力機関 IAEA) 事務局長である天野之弥先生,2016年のノーベル生理学・医学賞を受賞された大隅良典先生の講演.文化人講演では,五木寛之さんや梅沢富美男さんの講演があり,多方面からの研究や癌臨床に関わる話が聞くことができました.
頭頸部癌においても,最新の知見を学ぶことが出来,今後の臨床や研究に活かせるよう励みたいと思います

 

2016年10月22日(土) | カテゴリ:学会・講習会