第15回日本口腔ケア学会総会・学術大会

2017年4月28日、29日に福岡国際会議場にて第15回日本口腔ケア学会総会・学術大会が開催され、青木久美子先生、上田順宏先生、下辻寛子先生が参加・発表しました。

2012年4月から保険診療に「周術期における口腔機能の管理等、チーム医療の推進」が組み込まれ、今年度の保険診療報酬改定においても対象疾患が拡大するなど各医療機関での介入方法や成果についての発表が多く、周術期口腔機能管理のニーズの高まりに応じた学会内容となっていました。当科からも「奈良県立医科大学附属病院における周術期センター口腔機能管理部門の現状報告と今後の課題」について発表を行いました。
他にもチーム医療の推進をテーマに多職種が対象となるセミナーが開催されており、歯科専門職以外の参加者の増加も見受けられました。
これからの急速な人口高齢化に伴い地域の包括的な支援・サービス提供体制（地域包括ケアシステム）の実現とその中で口腔ケアが切れ目なく多職種によって提供されることが課題であると再認いたしました。