第46回日本頭頸部癌学会

2022年６月17日～18日に奈良県コンベンションセンターにて、桐田教授が大会長を務め第46回日本頭頸部癌学会を開催しました。

メインテーマは「連携の進化と深化」であり、口腔外科、耳鼻咽喉科、頭頸部外科、形成外科、腫瘍内科、放射線科、病理診断科など頭頸部癌治療に携わる幅広い領域の医師をはじめとする多職種が集い、頭頸部癌治療の現状とさらなる発展の為に討議を行った充実した2日間でありました。

当科からの発表は、特別講演にて桐田忠昭教授が司会を務められ、シンポジウムにおいては、上田順宏先生が「当科における下顎再建のアプローチとその展望」、仲川洋介先生が「ATRキナーゼ活性阻害による5-FU感受性増強の分子生物学的検討」、一般演題(口演)においては、中村泰士先生が「当科における頬粘膜扁平上皮癌の臨床的検討」で登壇されました。また、一般演題(ポスター)においては、中嶋千惠先生が「CPEはOSCCにおいてYAPとCLDN4の核内移行を誘発する」を発表され、優秀ポスター賞を受賞されました。

新型コロナウイルス感染症を考慮し現地開催およびWebでのオンデマンド配信というハイブリッド方式でしたが、予想を上回る多くの先生方に会場まで足を運んでいただき大変盛況な学会を開催することが出来ました。大変興味ある最新の研究成果も多数見受けられ、今後医局員一人一人が学び得た内容を臨床や研究に生かせるように取り込んでいきたいと思います。