第20回日本顎顔面インプラント学会総会・学術大会
2016年12月3、4日の2日間、東京医科歯科大学M&Dタワーにて、第20回日本顎顔面インプラント学会総会・学術大会が開催されました。
当科からは堀田 聡先生が、ポスター発表で「“All-on-Four”コンセプトに基づいて即時荷重を適用したインプラントの力学解析」、口演で「上顎洞根治術後の上顎にインプラント治療を行った1 例」、奈良春日病院の杉浦 勉先生が、「埋入部位の骨密度および傾斜埋入がインプラントの微小動揺に与える影響」を発表されました。また、桐田教授は口演の「画像診断,解剖,シミュレーション」のセッションの座長を務められました。
学会テーマは「インプラント治療のミッションを考える-さらなる顎口腔機能回復への展望-」でした。2012年4月にがんや外傷後の患者さんに、広範囲顎骨支持型装置(インプラント)の治療が保険適応となり、それらの症例の議論が活発化して参りました。その有用性が示される一方で、今後の課題や注意すべき点も徐々に明らかになりつつあるという印象を抱きました。適応となる患者さんのQOLの向上および安全な治療を行うためにも、今後さらなる研鑚に努めていきたいと考えております。
2016年12月3日(土) | カテゴリ:学会・講習会