歯科口腔外科学講座 学生教育要項
概要
- 種々の疾患における特徴的な口腔内所見と口腔管理の重要性について認識するために、医師として必要な顎口腔領域疾患および口腔機能障害に関する知識を理解する。
- 口腔管理の重要性を認識するために、歯牙歯周疾患と他の疾患との関連性を理解する。
- がん治療における有害事象の軽減ならびに周術期における口腔管理の重要性を理解する。
- 摂食・嚥下機能およびそのリハビリについて理解する。
教育目標
- 口腔外科的疾患患者の診査・診断を実施する。
- 口腔模型を作製し、口腔解剖学について説明する。
- 歯周病について理解し、口腔衛生指導の重要性について述べる。
- 顎骨骨折の特徴を列記し、模型実習にて顎間固定を実施する。
- 口腔外科手術に参加し、基本的な手術手技を修練する。
- 病棟回診に参加し、口腔外科入院患者の疾患の特徴とその管理について説明する。
- 顎顔面矯正学に関連する口腔機能評価を実施し、その結果を説明する。
- 咬合咀嚼機能と顎関節症について関連づけ、説明を行う。
- 口腔悪性腫瘍および前癌病変について説明する。
- 口腔領域の形成異常の成因について推論する。
- 口腔領域の嚢胞性疾患、粘膜疾患、唾液腺疾患について具体的に述べる。
- 歯原性腫瘍を列挙し、その特徴を説明する。
- 口腔顎顔面再建について説明し、解説する。
- 癌化学療法、放射線療法における口腔ケアの重要性について理解する。
医学部統合講義内容
- 口腔外科学総論
- 口腔前癌病変と悪性腫瘍
- 口腔粘膜疾患
- 唾液腺疾患
- 顎口腔領域の先天異常
- 顎発育と異常
- 歯牙外傷を含む顎顔面外傷
- 顎関節疾患
- 口腔顎顔面再建
- 摂食と嚥下機能