お知らせ

「口腔顎顔面外科マスター」に山川延宏准教授が認定されました。

奈良県立医科大学では、附属病院に勤務する医師・歯科医師の中で「優れた外科手技を持つ者」に対して、「外科マスター」の称号を付与する制度があります。この制度の目的は優れた外科手技を持つ医師・歯科医師が、その能力や技術を教育・研究・診療に供し、附属病院における医療の充実と質の向上を図るとともに、当院だけではなく外科手術技術の発展を目指すことです。
2020年9月1日付で「口腔顎顔面外科マスター」に当科の山川延宏准教授が認定されました。
先生は、日本口腔外科学会専門医・指導医、日本がん治療認定医機構がん治療認定医(歯科口腔外科)、日本口腔腫瘍学会口腔がん専門医、日本口腔科学会認定医・指導医など多くの資格を取得しています。また、国際資格としては、国際口腔顎顔面外科専門医認定機構(International Board for the Certification of Specialists in Oral and Maxillofacial Surgery:IBCSOMS)が世界各国で臨床活動を行っている口腔外科医の知識・経験・スキルについて、世界標準に照らした試験を通じて、口腔顎顔面外科医としてのその個人の能力を認証した国際口腔顎顔面外科専門医 (Fellow of the International Board for the Certification of Specialists in Oral and Maxillofacial Surgery : FIBCSOMS)とその上位の資格であるspecialistとしての国際口腔顎顔面外科専門医機構 口腔がん/再建外科専門医(Fellow of the International Board for the Certification of Specialists in Oral and Maxillofacial Surgery Oncology & Reconstruction:FIBCSOMS-ONC/RECON)の両方の資格も有しています。これらの資格を取得するには、口腔顎顔面に係わる豊富な診療経験と学術的活動の実績が要求されます。これらの資格を保持している医師、歯科医師は世界でも未だわずかしかおりません。
山川准教授は口腔がん、歯原性腫瘍、顎関節腫瘍の診断、治療、口唇裂・口蓋裂などの先天異常に対する手術、唾石症に対する低侵襲治療などを中心とした口腔顎顔面領域の多岐にわたる手術を数多く行っているエキスパートです。口腔顎顔面腫瘍手術症例数は全国でもトップクラスの件数を誇り、口腔の機能と整容面の温存、回復を考え、患者さんひとりひとりに合った最善の治療を行っています。

山川准教授の手術日は月・水曜日です。手術見学を希望される場合には下記アドレスまでご連絡下さい。 oralsurg@naramed-u.ac.jp

2020年9月1日(火) | カテゴリ:お知らせ